細三巻き、とは。
細い三つ折り、という感じでしょうか。
2ミリくらいの。
シフォンのような薄くて軽い素材を その軽さのまま仕上げたいことが多いので
そんなときの 裾始末によく使います。
このキャミソールの、脇のシフォンの裾は この始末をしています。
学生の頃から ほとんどといっていいほど シフォンをメインに使っていて
その頃 この始末を教えてもらった時には あまりの細かさに青くなったものでした。
(卒業制作のときには すべてシルクシフォンを使ってひらひらの作品ばかりだったので、永遠に続くかも、と思う距離を、日夜 パタンナーの子と 黙々とこの細三巻きをしていたのでした。そういえば。)
その甲斐あってか、あんなにうんざりとしていた この始末が、
いまや 縫うのも見るのも大好きな始末になっています。
裾の際の際をまず1本縫い、
折り返した 余分な布を 縫い目の際の際で切りとり、
この縫い目を芯にして 細く折り返し また縫います。
そして できあがりが こちら。
2ミリか それより細く、一度もミシンをはずさずにできると やったあ!とかなりな満足感。
もう ある意味、細三巻きマニアかおたくか、です 笑
綺麗にできると それだけ生地の軽さや柔らかさがそのまま表現できるので
これは ひそかな私のこだわり。です。
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