2013/05/31

新作ドレス、着々と進行中です!

今日はなんともすばらしく気持ちのいい日ですねー!
窓を開け放して、風をめいっぱいいれて仕事しております。

ここ数日は、夏のお客さまのドレスの合間を縫って、
新作ドレスのパターンを引きまくり、
トワル(仮縫い、試し用)を組みまくり、縫いまくり。

続々、形が決まり中。


なかなか自分の中での締め切りがないと
新作は後回しになってしまうことが多々あるのですが、
つい先日、最高に嬉しい目標が、ふっっっと降ってきてくれたので、
それにむけて 日々邁進中です!

それにしても、ウェディングドレスのデザインを考えているときは、
他のいつの時間よりも脳みそが働いていて、わくわくしていて、
パターンを引いて 実際トワルを組んでみて(仮縫いをしてみて)
それが思った通りの感じにできていると、
ドレスを着たマヌカンが愛おしくってたまらなくなって、
「アナタきれいだねー♡」なんて話しかけてしまったりしていて、
はたと気づいたときには かなりキモチワルイ自分がいますが、
毎日 あれこれ試行錯誤しながら制作中です。

ですが、先日、
専門学校時代からの仲良し、pahiのデザイナーりおちゃんに会ったときに、
仕入れた綺麗な石を目の前にすると、
思わず石に愛情たっぷりに話しかけながらデザイン考えてしまう、という同じような話を聞き、妙に嬉しくなってしまったりもしました。


いよいよ明日、atelier naeのウェブサイトがリニューアルオープンです!
お楽しみに!




Cli'O mariageでのウェディングドレスのお取扱いがスタート!

おしゃれ花嫁さまに大人気のウェディングセレクトショップ「Cli'O mariage」のオンラインストア「コズモラマ」にて、atelier naeのウェディングドレスのお取扱いがスタートしております。

今回のウェディングドレスは、クリオマリアージュさんとのコラボレーション商品なので、こちらでしかご購入いただけないスペシャルアイテムです!


すらりと見えて、さらっと着こなしていただけるエンパイアラインのドレス。
胸元にはカットオフのフラワーモチーフがランダムにあしらってあります。
バックスタイルは、レースアップ。

TOPページに素敵なバナーも作っていただいていたり、
心のこもった記事をブログにも掲載してくださっていたりと感激です。
ブログはこちら!▷セレクトショップコズモラマブログ

とても素敵な写真をたくさん掲載いただいていますので、
ぜひ、大きなお写真でご覧くださいね!▷こちら


2013/05/26

3月のお客さまの素敵なウェディングフォトご紹介!

お客さまよりウェディングのお写真をいただきました。

3月末の、桜いっぱいのウェディングpartyを挙げられたK様。
お写真から、幸せな気持ちが溢れ出している素敵なものばかり。


阿波踊りで出会ったおふたり。
このPartyでも阿波踊りをメインイベントにされていて、
最初のお打ち合わせのときから とても明確なドレスのイメージをお持ちでした。


「着物の"合わせ"のようにしたい」ということで、
なだらかで美しい彼女の首筋と肩をきれいに見せ、
着物の"抜け"を表すようにオフショルダーに。
そして、シフォンの装飾で合わせの雰囲気を。


「へこ帯を結んだようなふんわりした飾りを」ということで、
シルクシフォンでふわっとろっとしたリボンを後ろに。
首筋から背中にかけてのとても美しいラインを見せるために、
すこし大きめに開いたバックスタイルにしました。


おふたりともすごく素敵。
映画のワンシーンみたい...!


Partyのメインイベント。
阿波踊り!


阿波踊り仲間が見守るなかで、ご新郎様ご新婦様おふたりの踊り。
とてもとても幸せな図で、じぃんとしてしまいます。

そして、さすがの裾さばき。
仮縫いのときに何度も、腕があがるか、ドレスを踏んでしまわないか確かめて、
オフショルダーでも腕が上がりやすいようにおつくりして、
リハーサルをしていただきました。





おふたりが灯されているあかりは、「希望の灯り」。
阪神大震災後の復興への願いの象徴になってきた灯りです。



東日本大震災のボランティアを精力的にされているご新婦様が、
東北での活動のなかで幾度も分灯に立ち会い、様々な想いを抱き、
大事な人々に出会ってきた 彼女にとってはとても大切な灯り。

その灯りを、「認定特定非営利活動法人 阪神淡路大震災 "1.17希望の灯り"」の代表で俳優の堀内正美さんが駆けつけ、おふたりの絆をむすぶ灯りとして、みずから分灯されていました。

その大事な灯りが灯されているのは、
ホシノイロの参加メンバーでもある「Blanc K Candle」さんのキャンドル。
おめでたい末広がりの富士山モチーフの大きなキャンドルでした。


そして!
とても嬉しい贈り物をいただきました。


富士山キャンドル ミニバージョン!

おふたりの結婚Partyの幸せな空気、
ご列席のみなさんがとても笑顔だった景色、
希望の灯りの分灯式で、会場に満ち満ちた 祈りの気持ち、
そして、ドレスをお作りする中でご新婦様と交わした会話や思い出。
すべてを思い出させてくれるような、とても素敵な贈り物をありがとうございました!

あらためて、ご結婚おめでとうございます。
おふたり、ずっと仲良くお幸せに...!!

2013/05/17

仮縫い用の生地と、ドレス仮縫いのおはなし

今日は、5月らしい、少し涼しい風がほんとうに気持ちいい一日でしたねー。

パターンをひいたり、裁断したりしていると、からだが運動してるかのごとくぽっかぽかになるので、最近は早くも半袖で作業していますが、それでも汗ばむことが多かったけど、今日はほどよく、清々しかった!
(そして今週末は、浅草は三社祭なので、金曜日の今日から、外ではお囃子と太鼓の音でいっぱいです!)

今週は、この夏のドレスのお客さまの一回目のフィッティング(仮縫い)を終えました。

初回のデザインのお打ち合わせでは、最初のカウンセリングをうけて起こしたデザイン画をもとに、
色々と細かいご要望をお聞きして形をつめていきます。
そして、次の段階の1回目のフィッティングでは、前回のデザイン画をもとに仮縫い用の生地で実際着れる形にして、お客さまに袖を通していただきます。
この仮縫い用の生地は、主に正確なサイズやパターンの整合性をみるために最適な、糊がぱりっときいた綿の生地なので、初めて見たお客さまは、一瞬「おや?」と戸惑われて当然です。(かわいい!と言ってくれる方もいらっしゃいます)
生成りのこんな生地。

こんな生地
本番のドレスにお使いする生地は、
つやっとしたり とろんとしたサテンだったり、
すぅっと透けるシフォンだったり、
ふわっとしたチュールだったり、
模様が美しいレースだったり、
様々あって、それぞれ表面感もまったく違うので、
仮縫い用の生地だけを見て「想像してください」と言われるのはとても酷なことだと思うので、
できるだけ、お客さまが想像しやすいように、と気をつけています。
これは、お作りさせていただくたびに勉強させてもらっている部分でもあります。


実際に着て、動いていただいて、
鏡を見ながら いろいろ本生地を当てたりしながらお話していると、
最初は戸惑われていた方でも、どんどんわくわくしてきてお顔が楽しそうになり、
色々想像力を働かせてくださりながら、
最初のデザイン画での打ち合わせでは出てこなかったアイディアが、
お客さまと私の2人からぽんぽん出てきて、
どんどんオリジナルになり、どんどん想いが込められていく。
その過程がなによりも楽しく、なによりもかえがたい貴重な工程です。

お客さまの大切な一着のドレス、「絶対かわいい!」と、私自身も今からわくわくしています。

そして、atelier naeの新作ドレスにも着手!
こちらもかわいいものにします!(意気込み)







2013/05/10

【ウェブサイトリニューアルのおはなし。】vol.3「心地いい、ふんわりとした 風」

シリーズ【ウェブサイトリニューアルのおはなし。】第三回目は、あたらしいウェブサイトにまさに風を与えてくれた、ある仕掛けのお話です。


最初の打ち合わせのときから、「ふんわりと」「軽やかさを」というキーワードを何度も出してくださっていたnon-standard world, Inc.さんが提案してくれたのは、ほんとうに布が動くさまを取り入れる、ということでした。

どんな風になるんだろう、とわくわくしながら、撮影場所へ。

今回、動画を撮影してくださったのは、ファッションやミュージックビデオなどのハイセンスな作品を数多く手掛けられ、世界を舞台に活躍されている、株式会社HIROBAの宮部一通さんです。
彼の作品がほんとうに素敵なので、ぜひぜひみていただきたいです!
>>こちら

スタジオ到着とともにすぐ始まった撮影は、とても印象的でした。

atelier naeがよく使う生地である、シルクシフォンを素材として、撮る角度や照明、風の向きや量をさまざま調整しながら、でもまるですでに答えを知りきっているという自然さで、迷うことなくベストな位置を探し当てる。
その眼の鋭さは、宮部さんの和やかで穏やかな印象とは対局にあって、何度もはっとさせられました。それこそが、美を見極める人の眼でした。


撮影風景の布の掛かり方は、一見笑えるかもしれませんが(布は私が、ドレープがでやすいようにあれこれ試行錯誤しました)出来上がった動画は、PCの画面の前で思わずみとれてしまうほど、空気感たっぷりのとても心地いい、素敵なものになっています。

素晴らしい方にまでご協力いただき、とても感謝しています。

ウェブサイトのオープンまであともう少しとなってきました!
次回は、リニューアルしたウェブサイトをお知らせできると思いますので、是非おたのしみに!


2013/05/03

【ウェブサイトリニューアルのおはなし。】vol.2 「写真のなかの新しい世界」

5月に突入して、いよいよGWも後半戦ですね。
みなさま いかがお過ごしですか?
清々しいお天気のなかで めいっぱい深呼吸すると 気持ちがいいですね。

シリーズ【ウェブサイトリニューアルのおはなし。】の第2回目は、写真撮影のお話をご紹介です。

ウェブサイトを作るにあたって、写真は不可欠。

今回、強力なパートナーが登場してくれました。
お願いしたのは、フリーランスで活躍するフォトグラファー山中慎太郎氏
彼の人柄同様、きっぱりとした清潔感と静けさがありつつ、驚くような大胆さのある写真が魅力的なフォトグラファーさんです。

撮影していただいたのは、ウェディングドレスのモデル着用写真と、新たにオープンするオンラインショップ用のアクセサリーの商品写真。

かねがね、彼の撮る写真の雰囲気が好きだったので、最初の打ち合わせでざっくりとしたイメージの擦り合わせをし、あとは彼にお任せしました。


モデルさんは、ロシア出身の ピュアで少女のような可愛さもあれば、時にぐっと大人っぽくもある 不思議な魅力のモデルさん。来日5年目ということで日本語も堪能でしたが、スタジオに到着したばかりの時はとてもシャイな印象で、ふと不安がよぎり、どうほぐしていけばいいのかしらと内心あたふたしていました。

が、彼は、わざとテンションをあげることも陽気に振る舞うこともせずとも、持ち前の肩のちからの抜けた自然体さで、モデルさんをあっという間に笑顔にし、おどけた表情やキュートな仕草まで引き出してしまったのでした。


仕上がった写真は、彼女の魅力そのものが溢れているような、はっとする写真ばかり。
すぅっと澄み渡った空気や 朝の光のような透き通るような雰囲気も感じさせる、素敵なものばかりです。


オンラインショップ用の商品撮影は、彼のスタジオにて。


撮っていただいたのは、人気のフェザーシリーズと春の新作ヘッドドレス。
繊細なフェザーの毛先まで、まるでそこにあって触れられるかのような風合いと、凛とした上品さのある写真に仕上げてくれました。



フォトグラファーの眼を通すことで、
そこに出来上がってくる世界は、自分に見えている以上の景色を見せてくれる。
その場の空気を、感じている以上に より鮮度高く閉じ込めてくれる。

信頼できる人の眼と腕を借り、その人の世界観が加えられると、自分ひとりでは成し得ない素晴らしい世界が表れ、息が吹き込まれるような思いがしました。

透明感溢れる写真たち、早くご覧いただきたいです!


次回は、新しいウェブサイトに、ふんわりとした動きを与えてくれた“あること”についてのお話をお届けします。