2011/05/24

ちょっと息抜き 

先週 水曜日から 少しの間だけ実家に帰ってきました。


実家は倉敷。


東京に住んで今年で11年目になるけれど、慣れてきたと思うのはやっとここ1年ほど。
いつも仮住まいの気持ちでいたけれど、
やはり ここで自分で仕事をするんだ、という決意は 
とても大きく気持ちに影響しているみたい。


とはいえ。
新幹線にのって、
西に向かうにつれて 平地の形や 山の様子が「知ってる形」に変わっていくにつれて、
からだの中に流れている時間の速さが 次第にわたしの知ってる懐かしい速さにシフトしていくのがわかる。
東京では いつも次に何をするか、というのを考えていないと落ち着かないし
時を自分で刻んでいないと ここにいる意味がないような気さえして
常に 時計の秒針の音のリズムで 毎日を過ごし、無駄がないように、と思っている。


だけど、大好きな家族の暮らすもとにもどると
とたんに その秒針の音は聴こえなくなる。
さわさわと そよぐ風のような、どこまでも 時間が伸びていくような、
自由自在にかたちを変えて 弾力のある伸縮性をもった空気に 身をまかせる。


母と 少しだけ、ごはんのあとに晩酌をした。


これだけのことで もう じゅうぶん 満たされた気持ち。



2 件のコメント:

  1.  飛行機で帰省すると、場所が移るという感覚が無くて
    身体がピンとこないんですよね。ぼやっとしちゃう。

    電車移動だと疲れるけど、時間と、目で見る風景の変化に
    説得されて自然と「帰ってきた」感に浸ることが出来る。

     でも…大阪くらいまでならいいけど(私の実家は小倉)
    もう岡山くらいで、相当飽きちゃうんですよねぇ。

    たまに帰るのは、本当にホントニ必要なことだと思います。
     いいすね、お母さんとの晩酌♪

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  2. ご実家、小倉なんですね。
    わかります!私も、いつも京都で「あと少し!」と思いますもん。
    そして岡山で「楽しい」の限界です 笑

    今の時期、とても田が美しかったです。

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