2012/11/22

Balletクレアシオン「L'instant(ランスタン)」

2週間ほど前のことになりますが、
文化庁と日本バレエ協会主催の「平成24年度 Balletクレアシオン」の衣装を担当させていただきました。


衣装を作らせていただいたのは、中原麻里さん振付作品「L'instant(ランスタン)」。

麻理さんとは、去年の武蔵野シティバレエ以来、2度目のお仕事でした。
去年の武蔵野シティバレエ

大きな舞台で、去年よりも多い人数。
大好きな振付家の方と、ダンサーのみなさんとのお仕事。

去年のブログでも書いていますが、
私にとって、舞台衣装のお仕事というのは特別なもので、
その舞台の数分、もしくは一瞬に、
その場でしか感じ得ない輝きと感動があり。
決して 日常生活では感じることができない、夢のような別世界。

私は小学校に入りたてのころに ある舞台を見てからというもの、
ずぅっと心のどこかに舞台への憧れがありました。
それが最初は、舞台で輝くその人になりたい、という憧れでしたが、
徐々に興味は 人が舞い、跳び、廻る その動きをより美しくみせる、
纏われている洋服の方へ移っていきました。

何度も何度も 振付家の麻理さんと話しながら 世界観を掴み、
どんどん出来上がり、深まっていくダンサーの方々の動きを見ながら試行錯誤し、
その世界を作り上げていく中に入れていただけることは本当に幸せ以外のなにものでもありませんでした。


今回は、4役の衣装を、それぞれ生地や色を変えながら、
スプレー染色やつまむ装飾をほどこし、表情を変えていきました。

衣装を纏った16人が舞台で踊っている様子を客席から見せていただいたとき、
それまで積み重ねてきた時間や みなさんとの会話の数々が思い出されて
とても感慨深く、感動でいっぱいになりました。

幸せなご縁に感謝しております。

麻理さん、ヒロインで親友の伊藤さよ子さん、そしてダンサーのみなさん、
どうもありがとうございました!!

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